ajims diary

！！Gulliver！！

話は、昨日書いたギターの事。

早速、ギタリスト田村君から連絡があった。

ガリ伯母のクラシックギターだが、

これは、かなりいいモノだよ。との事。

なんでも、これは、

Robert Ruckというギター作家の作品で、

世界的奏者も多数愛用者がいるとか。

この方、来年７０歳。

間違いなく歴史に名を残す、ギターの名工である。

使われている木材は、

ハカランダの柾目材。

田村君の相談役であるクラフト＆リペアマンも、

これは、有り得ん～！

と驚いていたそうだ。

ハカランダとは、

ブラジリアン・ローズウッドの別名。

非常に硬く、密度が高い木材として、

楽器や家具に用いられるが、

１９６０年代から、ブラジル政府により原木の輸出が規制され、

１９９２年には、ワシントン条約のレッドリストに指定され、

世界的に輸出入が厳しく規制されている。

ハカランダで作られたギターは、

低音から高音までストレス無くよく鳴り、

倍音が豊かで、明るい（派手な）音がする。と言われている。

”夢の木材”、”幻の木材”、”伝説の木材”、”木材の王様”

という代名詞まで存在するらしい。

現在では、これを材料に使うだけで、

恐ろしいお値段になるんだとか。

そして、柾目とは、

丸太の中心付近を縦に切った板にしかない、

年輪が平行に現れる木目のこと。

反りなどの変化が少ない。

ちなみに、バイオリンは、

柾目材 以外で作られる事はほとんど無いそうだ。

つまり、ハカランダの柾目材とくれば、

耐久性はもちろん、音質も、

かなり期待がもてるモノでなのである。

製造番号３８１の映像を見つけた！

伯母のギターは、おそらくこの３２本後に作られた、

♯４１３である。

Savage Classical Guitar - 1987 Robert Ruck #381

おいおい～！

なんか、えらいモンやったんやんか～！

ただ。

長年、放ったらかされていた為か、

ネックがやや反っており、

クラシックギターの専門家に頼む事になるかも。

との事。

ギターと名のつくものは、

反り調整用のロッドが内蔵されている事が多く、

単純で小さな反りであれば、簡単に直るものだそうだが、

クラシックギターの場合は通例、そのロッドは内蔵されておらず、

もちろんこのギターも、その例に漏れずだ。

でも田村君、

これ、ちゃんといい状態にして、

とりあえず、俺が弾いてみたい。

と、

第１オーナー宣言。

もちろん快諾した！

というわけで、

早くも、このギターの嫁入り先は、決まってしまった。

田村君なら、このギターの力を、

余すところ無く引き出してくれるだろう。

彼の、アコースティックギター（金属弦）での演奏。

田村太一 ノルウェーの森

彼は、ギターを指弾きするときは、

人差し指でピックを格納し、

残りの指を使うスタイル。

指弾き、ピック弾き、を自由自在に切り替えられる。

クラシックギターを弾く時も、このスタイルでやるのかなぁ。

田村太一 Lovin' you

彼は、Ajimsパーカッション正ちゃんが校長をつとめる、

「サークル音楽教室」で、

ジャズギター科、エレクトリックギター科、

アコースティックギター科、ウクレレ科、の講師もつとめている。

「こんな風に弾いてみたい！」

って人は、教室へ Ｌｅｔ’ｓ Ｇｏ！

近い将来、

彼が、嫁に来たギターを弾くステージに、

伯父さん、伯母さんを、招待して欲しいところだ。

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